大嫌いな病院でも学べるものは学ぶ

私は病院が嫌いです。
嫌いどころか大嫌いですが、それは全くいい思い出がないからです。

私自身は大きな病気や怪我をしたことはなく、子どもを出産するまでは、全く入院の経験がありませんでした。

ですが、そのファースト・インパクトたる初の出産入院経験が最悪とも呼べるものでした。

運が悪かったのですが、産科医に指定されていた公共の病院は新設されて転移したばかりで、医療チームの体制が驚くほどに整っていなかったのです。

そんな不安な状態で、人生最大の一大事を成し遂げたのですから、休養は必須でした。

ところが今度は、部屋数が足りないので、母子ともに隣の市の病院へ搬送されることになったのです。

せっかくの吉事でしたが、これらのせいでぶち壊しでした。

もちろん他にも実に様々な要因が重なってしまったこともあります。

私はマタニティブルーから、順調に産後うつを発症しました。

ですので病院の思い出というと、どうしてもこれら自分が経験した嫌なこと、そして大切な家族をお見舞いに行き・そしてお別れをした、ということしかないのです。

ただ、そんな中でも、いくつかむさぼるように学び取ってきたことはありました。

掃除の仕方がその例です。

専門業者の方が、ワイパーのような雑巾を使って、短時間で見事に個室の床を拭きとっていく様を、私は毎朝楽しみにしていました。

これは現在、時間のない朝でも即座にできる掃除として、自分の生活にも取り入れています。

また、陶器に盛られた温かいお料理が、いかに人の心をも温めるかということを知りました(搬送前の病院では、味気ないプラスチック容器でした)。

私にとって病院は、できればもう戻りたくはないところです。

ですが、嫌なただ思い出として否定し続けるだけでは進化がないので、せめてこれら学び取ってきたことを、自分の生活に有効活用できるようにしたいと思っています。

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